音・文字・グラフィックの関係性を問う、半年の研究経たphono/graph展

「phono/graph」による展覧会『phono/graph ―音・文字・グラフィック―』が、3月21日から兵庫・神戸アートビレッジセンターで開催される。

phono/graphは、藤本由紀夫、城一裕、八木良太、鈴木大義、ニコール・シュミット、intext(外山央、真下武久、見増勇介)、softpad(粟津一郎、上芝智裕、奥村輝康、竹内創、外山央、泊博雅、南琢也)で構成されるアート・デザインプロジェクト。「音」「文字」「グラフィック」の関係性における研究と、それらを取り巻く状況を検証しながら作品を制作しており、2011年に行われた大阪のdddギャラリーを皮切りに、ドイツ・ドルトムント、名古屋、京都、東京などで展覧会を行っている。

神戸アートビレッジセンター内にあるシルクスクリーン工房を作品制作に活用するなど、施設を活用した構成がとられている同展。工房で制作した作品をギャラリーで展示するほか、ガラス壁を全面に使ったスリットアニメーション、8枚の鉄板を使ったプレートリバーブによるサウンドインスタレーションの展示など、「視覚」「聴覚」「触覚」を使いながら、音と文字、アートとデザインの境界について思考する展覧会となっている。特設サイトでは、同展のために昨年8月から約半年間をかけて行われたシルクスクリーン工房での取組みの様子が公開されているのであわせてチェックして欲しい。

なお、最終日となる4月12日には、KORG社の電子工作ガジェット「littleBits」を使ったワークショップやライブパフォーマンスなど、展示会場内でphono/graphメンバーによるパフォーマンスイベント『party phono/graph』が行われる。

※記事掲載時から一部内容が変更になりました(2015年4月9日追記)。

イベント情報

Exhibition as media 2014
『phono/graph ―音・文字・グラフィック―』

2015年3月21日(土)~4月12日(日)
会場:兵庫県 神戸アートビレッジセンター 1F KAVCギャラリー、B1 KAVCシアター スタジオ3
時間:12:00~19:00
参加作家:
藤本由紀夫
城一裕
八木良太
鈴木大義
ニコール・シュミット
intext(外山央、真下武久、見増勇介)
softpad(粟津一郎、上芝智裕、奥村輝康、竹内創、外山央、泊博雅、南琢也)
休館日:火曜
料金:300円

『littleBits×KORG Synth Kit サウンドワークショップ』
2015年4月12日(日)15:00~17:30
会場:兵庫県 神戸アートビレッジセンター 2F KAVCホール
定員:15名
料金:1,500円(要予約)

『party phono/graph』
2015年4月12日(日)19:00~21:00
会場:兵庫県 神戸アートビレッジセンター
料金:無料(予約不要)

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