こうの史代による漫画『この世界の片隅に』の劇場アニメ映画制作プロジェクトの資金募集が、本日3月9日からクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」でスタートしている。
2007年から2009年にかけて『漫画アクション』に連載された『この世界の片隅に』は、第二次世界大戦中の広島を舞台にした作品。絵を描くことが好きなすずと、すずの夫・周作らを中心に描いた作品で、2011年には北川景子主演でテレビドラマ化もされた。
劇場版アニメ版では、映画『マイマイ新子と千年の魔法』などを手掛けた片渕須直がメガホンをとる。プロジェクトの統括プロデュースはジェンコ、アニメーション制作はMAPPAが担当。なお同作は準備に約4年を要し、現在はシナリオと絵コンテが完成している状態だという。
Makuakeで実施中のプロジェクトでは、制作を進めていくためのスタッフの確保や、パイロットフィルムの制作のための資金を募集。支援コースは2千円から100万円まで用意されており、リターンにはこうの史代描き下ろしのイラスト付きの「すずさんからの手紙」や、制作支援メンバーの会員証プレゼント、片渕監督を囲むミーティングへの参加権、エンドロールへのクレジットなどが予定されている。目標金額は2千万円となる。