青山悟の個展『名もなき刺繍家たちに捧ぐ』が、4月22日から東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーで開催される。
1973年生まれの青山悟は工業用ミシンを用いて刺繍作品を発表しているアーティスト。ロンドンのゴールドスミスカレッジのテキスタイル学科を1998年に卒業後、シカゴ美術館付属美術大学で美術学修士号を取得し、現在は東京を拠点に活動している。これまでに東京・六本木の森美術館で開催された『六本木クロッシング2010:芸術は可能か?』やタイ・バンコク芸術文化センターで開催された『TWIST AND SHOUT: Contemporary Art from Japan』などで作品を発表している。
同展では刺繍によって制作された世界地図作品を紹介。同作はイタリア出身の美術作家アリギエロ・ボエッティが地域と政治の境界線に関心を示し、制作をアフガン難民の女性たちに依頼したという世界地図作品『MAPPA』の制作背景を考察して作られており、「近代化の光と闇」「共同体と個人」「国と社会」など様々な境界線に関わる問題を提示しているという。なお、初日の4月22日にはオープニングレセプションが開催される。
イベント情報
青山悟
『名もなき刺繍家たちに捧ぐ』
2015年4月22日(水)~5月23日(土)
会場:東京都 市ヶ谷 ミヅマアートギャラリー
時間:11:00~19:00
休廊日:日、月曜、祝日
料金:無料
オープニングレセプション
2015年4月22日(水)18:00~20:00
会場:東京都 市ヶ谷 ミヅマアートギャラリー