『のだめ』作者の二ノ宮知子が桐山漣主演の青春映画を漫画化、期間限定で無料配信

映画『群青色の、とおり道』が、3月28日から群馬・イオンシネマ太田、MOVIX伊勢崎、ユナイテッド・シネマ前橋、イオンシネマ高崎で公開。6月下旬から東京・渋谷のユーロスペースほか全国で順次公開される。

群馬・太田が舞台の同作は、ミュージシャンを目指して上京した主人公・佳幸が10年ぶりに帰郷し、家族や自分自身と向き合う姿を描いた青春映画。太田市の合併10周年記念事業の一環として製作され、同市内の風景や天然記念物に指定された樹高17メートルの巨木「金山の大ケヤキ」などが映しだされている。主演は『仮面ライダーW』で主人公・左翔太郎役を演じた桐山漣。メガホンをとったのは映画『半落ち』『ツレがうつになりまして。』を手掛けた佐々部清。劇中歌には群馬出身のback numberによる楽曲“電車の窓から”が使用されている。

なお、漫画『のだめカンタービレ』『天才ファミリー・カンパニー』で知られる二ノ宮知子が、同作の前日譚を『群青色の、とおり道 Episode0』のタイトルで漫画化。本日3月21日から1週間限定でAmazon、楽天、wookで電子書籍版の全ページが無料配信される。また、『群青色の、とおり道 Episode0』は劇場パンフレットの付録として劇場販売される。


二ノ宮知子のコメント

故郷、家族、友人、自分の夢。この映画は誰もがひとつは持ってる幸せな思い出や、苦々しい想いにどれだけリンクしてくるか。私は共感することばかりで、お祭りの映像を観ているだけで泣けてしまった。
試写を観た後、原作者でもあるプロデューサーの橋本さんに、この映画を多くの人に観てもらうために何か自分でもお役に立てることがあったら言って欲しいと言った。すると、じゃあ漫画にしてくれ、と。漫画家ができることなんて本当にそれくらいのものなのだが、佐々部清監督の完成された作品に手をつけるなんて恐れ多すぎて、直ぐにそれだけは無理だとお断りした。
でも数日考えて、ひとつだけ。映画では描かれてなかった、主人公の東京での10年間がずっと気になっていて、そのことをプロデューサーに伝えると、実はボツになった東京編の脚本があると言う。それなら私は描けるし、描きたいと申し出た。
私は元々、主演の桐山漣くんのファンで、しかも佐々部監督作品!ただ映画を楽しむためだけに試写に行ったのに、なぜこんなことに…と思いつつ、映画の世界観を自分の漫画に落とし込むこと、好きな役者さんを絵にできることを、うちのスタッフ共々、大いに楽しんで描いてしまいました。
何の役に立つかは不明ですが、この映画のファンとして、これから映画を観る人、観た後の人にも、主人公・真山くんの東京編『Episode0』を楽しんで頂けたら幸いです。

橋本剛実プロデューサーのコメント

地元の人にはもちろん、全国の人に共感していただけるような作品を佐々部監督と作り上げてきました。
人間が生きていくうえでの普遍性。もちろんそれを押し付けるつもりはありませんが、映画を見終わったあとに、ちょっと今の自分の状況を振り返ったり、考えたりするきっかけになったら嬉しいです。
企画自体が頓挫する映画も少なくない昨今、一度はお蔵入りとなったエピソードが形になる、しかも二ノ宮知子先生の手で世に出るという事は、私はもちろん、映画にとっても贅沢で、幸せな出来事。最初にあがってきた「群青色の、とおり道 Episode0」のネームを拝見したときの感動、完成形を手にした時の気持ちは、一生忘れられません。その感動を、映画をこれから見る人、映画を見終わった人にも味わって頂きたいと思います。

作品情報

『群青色の、とおり道』

2015年3月28日(土)からイオンシネマ太田、MOVIX伊勢崎、ユナイテッド・シネマ前橋、イオンシネマ高崎で先行公開、6月下旬からユーロスペースほか全国順次公開
監督:佐々部清
脚本:橋本剛実、佐々部清
劇中歌:back number“電車の窓から”
出演:
桐山漣
升毅
宮崎美子
杉野希妃
安田聖愛
伊嵜充則
井上順
配給:クリーク・アンド・リバー社

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