批評家・石岡良治の新刊『「超」批評 視覚文化×マンガ』が、3月23日に刊行された。
昨年に初の単著『視覚文化「超」講義』を刊行した石岡良治。『「超」批評 視覚文化×マンガ』は、先駆的な表現を駆使する漫画家たちによるキャラクター造形や物語構造などを紐解きながら、漫画という表現形式が持つ潜勢力を示す内容となっている。
「『形象』と視覚文化」と題された第1部では、松本大洋、今日マチ子、おおひなたごう、伊藤若冲らに言及するほか、第2部「作品世界の『媒介性(メディエーション)』」では高橋留美子、安倍吉俊、魔法少女、『クマのプーさん』、第3部「『神話』を辿り直す」では水木しげる、岩明均、諸星大二郎、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』、終章では『仮面ライダーディケイド』を取り上げている。