ドストエフスキー原作×ロベール・ブレッソンの映画『やさしい女』が劇場公開

ロベール・ブレッソン監督の映画『やさしい女』デジタルリマスター版が、4月4日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。

1969年に公開された同作は、『スリ』『バルタザールどこへ行く』など、モノクロ画面の映画を作り続けてきたブレッソン監督による初のカラー作品。フョードル・ドストエフスキーの同名短編をもとに、物語の舞台をロシアから1960年代後半のパリへと移し、一組の夫婦に起こる感情の変化と微妙なすれ違いが描かれている。日本では1986年に公開されて以来、劇場上映の機会がほとんどなく、DVD化などもされていなかったという。

主人公の女を演じるのは、ベルナルド・ベルトルッチ監督の『暗殺の森』『1900年』で知られるフランス出身のドミニク・サンダ。ファッション雑誌『VOGUE』でモデルの仕事をしていたところをブレッソンに見出された当時17歳のサンダは、『やさしい女』で映画初出演をしている。撮影監督を務めたのは、ジャック・ドゥミ監督の『ロシュフォールの恋人たち』の撮影を手掛けたギスラン・クロケ。なお、同作の公開を記念して3月28日に東京・御茶ノ水のESPACE BIBLIOで、猫沢エミと五所純子が「映画の中の女」をテーマに語り合うトークイベントが開催される。

作品情報

『やさしい女』デジタルリマスター版

2015年4月4日(土)から新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督:ロベール・ブレッソン
出演:
ドミニク・サンダ
ギイ・フランジャン
ジャン・ロブレ
配給:コピアポア・フィルム

トークイベント
『映画の中の女について語る』

2015年3月28日(土)14:30~16:00
会場:東京都 御茶ノ水 ESPACE BIBLIO
出演:
猫沢エミ
五所純子
定員:60名
料金:1,500円(要事前予約)

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