トクマルシューゴが音楽監督の『麦ふみクーツェ』サントラ、演奏はアマチュア楽団

いしいしんじの小説を原作にした舞台『つながる音楽劇「麦ふみクーツェ」~everything is symphony!!~』のサウンドトラックがリリースされることがわかった。

4月10日から東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアター、4月23日から大阪のシアターBRAVA!で上演される『麦ふみクーツェ』は、脚本・演出をウォーリー木下、音楽監督をトクマルシューゴが担当する音楽劇。港町を舞台に、町民たちの吹奏楽団に巻き起こる事件や、後に指揮者となって町に帰ってくる少年・ねこの成長を描く。登場人物は日用品やセットの一部を楽器にして演奏を行うほか、観客にも身の回りにある音を発する物を使用して演奏に参加してもらうという。

サウンドトラックには、トクマルシューゴが作曲と指揮を担当し、出演者を中心に構成されるアマチュア楽団「麦ふみクーツェ楽団」による演奏を収録。日用品を吹奏楽器に加工して演奏された楽曲や、出演者の皆本麻帆、尾藤イサオが歌う楽曲、熊谷和徳のタップダンスを収めた“クーツェのステップ/ねこは踊る”など全14曲が収録される。

演奏参加者には、トクマルや主演の渡部豪太、皆本らキャストに加え、小林うてな、田中馨(ショピン、ex.SAKEROCK)らが名を連ねている。さらに、ブックレットには収録曲“エブリシング イズ シンフォニー”の総譜が収められる。なお、同作は4月10日から劇場で先行販売。一般発売は5月2日からスタートする。また、麦ふみクーツェ楽団は6月7日に埼玉・所沢の航空記念公園野外ステージで開催されるトクマル主催の野外音楽イベント『TONOFON FESTIVAL 2015』に出演する。

トクマルシューゴのコメント

小説の中の音楽は読者の中に生まれるものであり、決してここに収められた音たちがひとつの「正解」というわけではなく、本来は具現化してはいけない音楽なのかもしれません。 いしいしんじさんの小説から鳴る音が、ウォーリー木下さんの舞台を通り、そこに生きている様々な音が、ぼくの中を通って、この風変わりな楽団が奏 でる音として、みなさんの耳に触れ、そして音それ自体が変化しながら、ずっと生きつづけ、つながっていくと嬉しいです。

リリース情報

トクマルシューゴ指揮 麦ふみクーツェ楽団
『舞台「麦ふみクーツェ」オリジナルサウンドトラック集』(CD)

2015年4月10日(金)から劇場先行発売、5月2日(土)から一般発売
価格:2,160円(税込)
PCD-22384

1. なぐりあうこどものためのファンファーレ
2. なげく恐竜のためのセレナーデ
3. すべてはてこところのおかげ
4. 星の降る音
5. 黒いマーチ
6. エブリシング イズ シンフォニー(日用品楽器ver.)
7. クーツェのステップ/ねこは踊る(タップダンス:熊谷和徳)
8. 鏡なし亭のテーマ(うた:尾藤イサオほか)
9. つながるの歌(うた:ダンドイ舞莉花)
10. いろいろないろ(うた:皆本麻帆)
11. 災難のハーモニー
12. エブリシング イズ シンフォニー
13. 麦ふみクーツェ
14. 麦ふみクーツェ(ギターver.)

イベント情報

『つながる音楽劇「麦ふみクーツェ」~everything is symphony!!~』

原作:いしいしんじ『麦ふみクーツェ』(新潮文庫)
脚本・演出:ウォーリー木下
音楽監督:トクマルシューゴ
出演:
渡部豪太
皆本麻帆
朴璐美
植本潤
木戸邑弥
小松利昌
田中利花
松尾貴史
尾藤イサオ
ほか

東京公演
2015年4月10日(金)~4月19日(日)全13公演
会場:東京都 世田谷パブリックシアター

大阪公演
2015年4月23日(木)~4月26日(日)全5公演
会場:大阪府 シアターBRAVA!

料金:S席8,500円 A席7,000円

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