19世紀後半からの日本と西洋の双方向的な影響関係辿る『ダブル・インパクト』展

『ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美』展が、4月4日から東京・上野の東京藝術大学大学美術館、6月6日から愛知・名古屋ボストン美術館で開催される。

1876年に開館したアメリカ・ボストン美術館は、10万点を超える日本美術作品を含む約45万点のコレクションを所蔵。1889年に開校した東京美術学校を母体とする東京藝術大学は、古美術、模本類、教官や卒業生の残した日本近代美術のほか、明治期の洋画や彫刻などを所蔵している。

同展では、ボストン美術館と東京藝術大学のコレクションから絵画、工芸、写真など150点を展示。西洋人が日本文化から受けた影響を表す「ジャパニーズ・インパクト」、日本人が西洋文化から受けた影響を表す「ウェスタン・インパクト」の象徴としてそれぞれのコレクションを紹介し、黒船来航から近代国家成立までの約半世紀における日本と西洋の双方的な影響関係を探る。

展示作品は、同展で日本初公開される高橋由一の『浴湯図』、橋本雅邦の屏風『雪景山水図』に加え、明治前半期の日本が変化する様子を描いたボストン美術館所蔵の錦絵や、失われた弓の復元プロジェクトが進行中の竹内久一の『神武天皇立像』などとなる。

イベント情報

『ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美』

東京会場
2015年4月4日(土)~5月17日(日)
会場:東京都 上野 東京藝術大学大学美術館
時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(4月6日、5月4日は開館)
料金:一般1,500円 高校・大学生1,000円
※中学生以下および障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料

名古屋会場
2015年6月6日(土)~8月30日(日)
会場:愛知県 名古屋ボストン美術館
時間:10:00~19:00 土日、祝日は17:00まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(祝、休日の場合はその翌日)
料金:一般1,300円 高大生900円
※中学生以下無料

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