グザヴィエ・ドランの演出技法を紐解く映像公開、『Mommy』野外上映イベントも

2015.04.12 Sun

ドキュメンタリー映像『グザヴィエ・ドランのスタイル＜ミニ・ドキュメンタリー＞』が、公開された。

1989年生まれのグザヴィエ・ドランは、これまでに『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』『わたしはロランス』などの監督作を発表し、昨年公開の『トム・アット・ザ・ファーム』では『第70回ヴェネツィア国際映画祭』国際映画批評家連盟賞を受賞している。また、4月25日からは『カンヌ国際映画祭』コンペティション部門の審査員特別賞を受賞した『Mommy／マミー』、6月6日からは自ら出演を熱望したという主演映画『エレファント・ソング』が公開される。

YouTubeで公開された『グザヴィエ・ドランのスタイル＜ミニ・ドキュメンタリー＞』は、ドランの監督作に見られる描写スタイルを解説した約10分間の映像。『Mommy／マミー』で採用された1：1の画面アスペクト比といった画角への工夫や、人物の背面からのショット、孤立感を表現するカメラと人物の距離など、ドランの用いる映像技法や描写方法が説明されている。

また、『Mommy／マミー』のプレミア上映イベントが、4月19日に神奈川・さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト駐車場内特設会場で『ドライブインシアター in 相模湖』として開催。4月23日まで、同イベントへの支援を募集するプロジェクトがクラウドファンディングプラットフォーム「MotionGallery」で実施中。支援のリターンは、同作を運転手付きのアルファロメオで鑑賞できる特別シートのチケットや、特別版の映画ポスターなどが用意されている。詳細はプロジェクトページで確認しよう。