長新太の回顧展『長新太の脳内地図』展が、5月27日から東京・上井草のちひろ美術館・東京で開催される。
2005年に逝去した長新太は、『ぼくのくれよん』『キャベツくん』をはじめとするユーモア溢れるナンセンスな作品で知られる絵本作家。また、『山のむこうは青い海だった』をはじめとする数多くの児童書の童話の挿絵を担当したほか、漫画家、エッセイストとしても活躍した。
同展は「長新太の頭の中を覗いてみたら…」というコンセプトで企画され、長が手掛けた絵本や児童書の原画のほか、漫画やイラストレーション、エッセイなど約150点の作品を展示。展示作品を「イマジネーション」「センスとナンセンス」という2つのキーワードで構成し、長の発想の源や、作品の背後にあるロジカルな思考に迫る。また、未発表の絵本のダミー本や遺品も展示する。
さらに会期中には「長新太の脳内フェス」と銘打って、絵本の読み聞かせや「美術を楽しく、もっと身近に」を信念にトークイベントやアートツアーを行っているアートテラーのとに~が、長の魅力を語るイベントが開催。等身大の「キャベツくん」も登場する予定だ。参加方法の詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。
※記事掲載時から作品展示数が変更になりました(2015年4月16日追記)。
イベント情報
『没後10年「長新太の脳内地図」展』
2015年5月27日(水)~8月2日(日)
会場:東京都 上井草 ちひろ美術館・東京
時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合はその翌日)
料金:大人800円 65歳以上・学生証をお持ちの方700円
※高校生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方は半額、付添者1名は無料
※視覚障がい者は無料
イベント情報
『長新太の脳内フェス 等身大キャベツくんもやってくる!』
『ねりパパ絵本ライブ 読んで!チョーさんの絵本』
2015年7月26日(日)11:00~12:00
会場:東京都 上井草 ちひろ美術館・東京
料金:無料
協力:ねりパパ(練馬イクメンパパプロジェクト)、文研出版
『アートテラーとに~が語る長新太の魅力』
2015年7月26日(日)17:30~19:00
会場:東京都 上井草 ちひろ美術館・東京
定員:80名(要事前申込)
料金:700円(入館料別)