ホウ・シャオシェン監督の映画『黒衣の刺客』が、今秋に全国で公開される。
ホウ・シャオシェンは、『戯夢人生』『フラワーズ・オブ・シャンハイ』『珈琲時光』や、1989年に『ヴェネチア国際映画祭』金獅子賞を受賞した『悲情城市』などで知られる台湾の映画監督。『黒衣の刺客』は約8年ぶりの新作となり、5月13日から開催される『第68回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門への出品も決定している。なお、ホウ監督の作品が同映画祭コンペティション部門に正式出品されるのは、同作で7度目となる。
物語の舞台は唐代の中国。13年前に誘拐され、道士によって暗殺者に育てられた女性が、かつての婚約者である暴君・田委安を暗殺しようとする、というストーリーだ。
主人公の女刺客を演じるのは、『ミレニアム・マンボ』などのホウ監督作や、『トランスポーター』『西遊記~はじまりのはじまり~』などへの出演で知られるスー・チー。田委安役をホウ監督作の『百年恋歌』にも出演したチャン・チェンが演じているほか、任務中に窮地に追い込まれた主人公を助ける日本人青年役で妻夫木聡が出演している。また、ホウ監督の『風櫃の少年』『珈琲時光』などでも脚本を担当したチュウ・ティエンウェンが、共同脚本に名を連ねている。
作品情報
『黒衣の刺客』
2015年秋に全国公開
監督:ホウ・シャオシェン
脚本:チュウ・ティエンウェン、ホウ・シャオシェン
原作:裴鉶『聶隱娘』
出演:
スー・チー
チャン・チェン
妻夫木聡