山縣太一×大谷能生の舞台『海底で履く靴には紐が無い』、菊地成孔らのトークも

2015.05.12 Tue

舞台『海底で履く靴には紐が無い』が、6月2日から神奈川・横浜のSTスポット横浜で上演される。

同作は、作・演出を担当する山縣太一（チェルフィッチュ）がこれまでに舞台で取り組んできたという身体と言葉の在り方を背景にした演劇作品。山縣とともに「ライン京急」としてパフォーマンス公演を行ってきた大谷能生が主演を務めるほか、キャストには山縣、松村翔子、宮崎晋太郎が名を連ねている。

また、各回の終演後にはゲストを迎えたトークが開催。ゲストには、同作の出演者をはじめ、佐々木敦、菊地成孔、神里雄大（岡崎藝術座）、桜井圭介、保坂和志、松村正人、岡田利規（チェルフィッチュ）、多田淳之介（東京デスロック）、冨永昌敬、手塚夏子、宮沢章夫、蓮沼執太が名を連ねている。トークや上演スケジュールなどの詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。前売チケットの予約は現在受付中。

山縣太一のコメント

僕は演劇を観て面白いと思った事がないんだけどそれはなんでなんだろうとずっと考えていて今も考え中。でも一番観たいのはなんだかよくわかんないけどすごいというのが観たい。という事は演劇がつまんないのは日常よりも感覚や動作が簡単簡素になっているのかもしれないと思い日常の無自覚で豊かな身体を自覚を持って舞台にのせる太一メソッドを考案。ダンサー手塚夏子から身体の細かい意識の持ち方や身体を変化させる事で感情も操作する技術を学ぶ。チェルフィッチュというカンパニーで国内海外で高い評価を得るも創作における価値観の違いやお金のストレスでチェルフィッチュから少し離れて自分で納得するまで試行錯誤を重ねて作品を創作したいと思案しています。

大谷能生のコメント

山縣太一がこれまでステージ上に乗せてきた身体と言葉の在り方を、彼自身が書いた台本と振り付けを通して、大谷がエッセンシャルに実現させる。そんな試み。超マジの取り組み。スーパーハードコアに大変だが全力で取り組みます。