スポンジで突き詰めるフォルムの美学、鈴木崇の写真展『Form-Philia』

2015.05.23 Sat

鈴木崇の個展『Form-Philia』が、5月29日から東京・六本木のIMA CONCEPT STOREで開催される。

鈴木は、アメリカのレスリー大学アート・インスティテュート・オブ・ボストンの写真学科を卒業後、ドイツのデュッセルドルフ芸術アカデミーでトーマス・ルフに師事した写真家。2014年には、愛知県美術館で開催されたグループ展『これからの写真』へ参加したほか、作品集『kontrapunkt』を刊行している。

同展では、カラフルなスポンジを組み合わせてフォルムを構築する『BAU』シリーズをはじめ、影を正面から写した『ARCA』シリーズ、日本の家の写真をモンタージュした新作を含む3つのシリーズを紹介。『BAU』シリーズでは、会場の空間に合わせて約500点の作品から選ばれたインスタレーションも展示されるという。なお、展覧会タイトルの「Form-Philia」とは、フォルムを意味する「Form」と嗜好や偏愛などを意味する「Philia」を組み合わせた造語となる。