トーマス・デマンドの個展『Model Studies(Koto-ku)』が6月27日まで東京・北参道のタカ・イシイギャラリー東京で開催されている。
トーマス・デマンドは、1964年にドイツ・ミュンヘンで生まれた現代美術作家。メディアから引用した歴史的、社会的事件の記録写真や映像をもとに、着色紙や段ボールを使用してその現場を実物大の模型で再現、撮影した作品で知られている。2011年にはアメリカ人建築家のジョン・ロートナーの建築模型を撮影した『Model Studies』を発表しており、同作はデマンドが、他社の模型を撮影した初めての作品となった。
5月下旬から東京・北参道に拠点を移すタカ・イシイギャラリー東京の新スペースオープニング展となる同展では、日本人建築家ユニットSANAAの建築模型を被写体に、2013年からデマンドが手掛けている『Model Studies』シリーズの最新作を展示。また、同展の開催に合わせて、写真集『Model Studies: Koto-ku』が刊行される。
イベント情報
トーマス・デマンド
『Model Studies(Koto-ku)』
2015年5月22日(金)~6月27日(土)
会場:東京都 北参道 タカ・イシイギャラリー東京
時間:12:00~19:00
休廊日:日、月曜、祝日
料金:無料
書籍情報
『Model Studies: Koto-ku』
2015年5月21日(木)発売
著者:トーマス・デマンド
価格:8,640円(税込)
発行:アマナ