太宰作品モチーフに描く歪曲した「わたし」の物語、水素74%の新作舞台

「水素74%」の舞台『わたし~抱きしめてあげたい~』が、6月27日から東京・三鷹市芸術文化センター 星のホールで上演される。

2010年に発足した水素74%は、劇作家・演出家の田川啓介が主宰する劇団員を持たない形式のプロデュースユニット。自分の尺度がすべての人間に通じると思い込み、他人にも押し付けようとする人間たちの関係を描いた作品を主に手掛けている。

同作は、晩年を三鷹で過ごした太宰を偲び、2000年から「太宰治朗読会」、2004年から「太宰治作品をモチーフにした演劇公演」を実施している三鷹市芸術文化センターの「太宰治をモチーフにした演劇第12回」として開催されるもの。太宰の小説をモチーフに「わたし」について考える同作では、「みんながお互いにお互いを冷酷に批評し、嘲笑し合う全員太宰の世界」が描かれるという。なお、7月2日の終演後はゲストに小説家の村田沙耶香を迎えたアフタートークが行われる。上演スケジュールなどの詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。

イベント情報

水素74%
『わたし~抱きしめてあげたい~』

2015年6月27日(土)~7月5日(日)全10公演
会場:東京都 三鷹市芸術文化センター 星のホール
作・演出:田川啓介
出演:
玉田真也
兵藤公美
用松亮
黒木絵美花
前原瑞樹
野田慈伸
近藤強
善積元
橘花梨
料金:
一般 前売2,800円 当日3,000円
財団友の会会員 前売2,500円 当日2,700円
学生 前売・当日2,200円
高校生以下 前売・当日1,000円

  • HOME
  • Stage
  • 太宰作品モチーフに描く歪曲した「わたし」の物語、水素74%の新作舞台

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて