ルー・リードの評伝『ワイルド・サイドの歩き方 ルー・リード伝』が、6月26日に刊行される。
1965年にThe Velvet Undergroundを結成し、アンディ・ウォーホルがプロデュースやジャケットアートワークを手掛けた『The Velvet Underground and Nico』でデビューしたルー・リード。1970年の脱退後は数多くのソロアルバムを発表し、2013年10月に71歳で逝去した。
同書では、自身の性的嗜好の曖昧さや両親の無理解に苦しんだという少年時代や、職業作曲家として活動していた時期、The Velvet Undergroundのメンバーとして活動した1960年代、ドラッグやアルコールを過剰摂取していた1970年代から、最後のアルバムとなったMetallicaとのコラボレーション作品『Lulu』を発表した2000年代まで、リードの生涯を紐解いていく。ウォーホルの死や、妻ローリー・アンダーソンとの関係性なども綴られる。
著者は詩人でもあるジェレミー・リード。監修を大鷹俊一が務め、翻訳を本田佐良が手掛けている。ルー・リードは同書について「俺に関する本はぜんぶクソだ。この本以外はね」とコメントしたという。