250匹の犬がブタペストを疾走、「ある視点部門」受賞作『ホワイト・ゴッド』

『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』が、11月21日から東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開される。

同作は、雑種犬に重税が課せられる法律により、飼い主の少女・リリの父に捨てられてしまったことから、犬の「ハーゲン」が人間から虐げられてきた保護施設の犬たちを従えて人間に反乱を起こすという物語を描いた作品。250匹以上におよぶ実際の保護犬が、ハンガリーの首都・ブタペストを疾走するシーンと独創的な物語が高く評価され、2014年の『カンヌ国際映画祭』で「ある視点部門」のグランプリに輝いた。なお、犬たちの失踪シーンはCGを使わずに実写のみで撮影されたという。

今回の日本公開発表とあわせて、施設を脱走した犬たちがリリと明け方のブタペストの路上に佇む姿を捉えたポスタービジュアルも公開。なお、ハーゲン役を2匹1役で演じた兄弟犬のルークとボディは「パルムドッグ賞」に輝いている。

作品情報

『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』

2015年11月21日(土)から新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
監督:コーネル・ムンドルッツォ
出演:
ジョーフィア・プショッタ
シャーンドル・ジョーテール
ルークとボディ
配給:シンカ

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