相撲部員が歌って踊る、リン・ユーチュン主演のドラマ『どす恋 ミュージカル』

ドラマ『どす恋 ミュージカル』が、7月12日からdTVで配信される。

同作は、監督作『太秦ライムライト』が昨年カナダ・モントリオールで開催された『第18回ファンタジア国際映画祭』最優秀作品賞に輝いた落合賢監督の新作。落合監督が長年映像化を希望していたという相撲をテーマに、歌やダンスを取り入れたコミカルなミュージカル作品になっている。

物語は、太っていることを理由に大学でいじめに遭っている台湾からの留学生・呉竜司を主人公に、相撲部の主将・玉木光太郎に助けられて入部することになった呉が、ある事件をきっかけに退部に追い込まれ、相撲部への復帰をかけて光太郎との立ち合いに挑む、という内容だ。

主人公の呉を演じるのは、日本のテレビ番組の「採点カラオケバトル」で注目を集めた台湾出身の歌手リン・ユーチュン。さらに、駒木根隆介、ぎたろー、渡辺哲らがキャストに名を連ねている。また、ダンスシーンの振付は、AKB48の“恋するフォーチュンクッキー”の振付でも知られるパパイヤ鈴木が担当し、相撲の所作を取り入れた独特のダンスになっているという。主題歌はTRFの“EZ DO DANCE”となる。

日本のドラマに初出演するユーチュンは、「最初ミュージカルのオファーが来た時、しかも自分は主役だとわかった時、とてもワクワクして嬉しかったです。でも、台本を読んでみて相撲部の部員を演じるために身体の露出が多いとわかり、ちょっと『えーーー!本当!?』と思いました」「初めて、私の演技、歌、そしてダンスをご披露できるドラマなので、とても新鮮でチャレンジングなドラマだと思いました。いろいろ考えた末に、出演することを決めました」と同作への出演オファーを受けた感想を明かしている。

また、5年ほど前から相撲を題材にした作品の構想を始め、相撲部屋でのインタビューなどを行っていたという落合監督は、相撲をミュージカル化したきっかけについて、「休日はどんな過ごし方をしているのですか?という質問に、カラオケでストレス発散するという力士の方が結構多くて、まわし姿で歌って踊ったらすごい迫力の映画になるな、と思ったのがきっかけです。相撲という日本文化をただ世界に発信というのではなく、相撲のミュージカルだからこそ、他国では絶対真似出来ないエンタメ作品になったと思います」と語っている。

リン・ユーチュンのコメント

今回のドラマの一番の見所は「青春している肉体」です。笑 今のは冗談ですが、「青春している肉体」的なシーンが多いのは本当です。相撲部部員の役なので、多くのシーンで廻し一丁しか身につけていません。それは自分にとって、大きな挑戦でした。初めての「T-バック」でしたので。特に、皆さんにお話したいのは、廻しを着けているときに、お手洗いに行きたくなると、その度に相撲部の先輩に手伝っていただき廻しを外すことになり、非常に大変だったことです。
そして、「青春な肉体」以外に、このドラマはいろんな要素を含んでいます。いい歌を聴けますし、青春、熱血スポ根と夢が織り合わさったストーリーもお楽しみいただけます。このドラマを見た皆さんに、夢と希望を届けたいです。皆さん、このドラマから勇気をもらって、夢を追いかけられるといいですね。もちろん、歌とダンスも見所です。ちょっと想像してみてください。何十人もの身体が大きい相撲部員が一緒に舞台に立って、皆さんのスマホやテレビの画面を埋め尽くす迫力を!笑
皆さん、ぜひ『どす恋・ミュージカル』を見てくださいね。

落合賢監督のコメント

作曲家の戸田信子さんによるミュージカル楽曲はどれも素晴らしく、観賞後も口ずさんで歌いたくなるくらいキャッチーです。
なのでミュージカルの部分はどれも見応えがあると思いますが、やはり一番はtrfの「EZ DO DANCE」×リンユーチュンの歌唱力×パパイヤ鈴木の振付だと思います。
体脂肪率40%強の部員20名からなる総体重2tオーバーのミュージカルシーンは、地響きが聞こえてくるくらいインパクトがあり、脂肪と希望溢れる相撲部員が歌って踊る姿は、一生に一度は観ておくべき光景だと思います。

番組情報

『どす恋 ミュージカル』

2015年7月12日(日)からdTVで配信スタート
監督・脚本:落合賢
主題歌:TRF“EZ DO DANCE”
出演:
リン・ユーチュン
駒木根隆介
ぎたろー
王メイコ
竹内友哉
向里憂香
カシューナッツ(ゆんぼだんぷ)
渡辺哲

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