特集記事「ファッションの現在地」が、7月17日に刊行される『美術手帖』2015年8月号に掲載されている。
同特集では、2010年代以降にファストファッションが隆盛する中で、アイドルカルチャーやサブカルチャーとの結びつきや、SNSを通じた拡散など、既存のファッションのあり方にとらわれない手法で活動するクリエイターたちに注目。巻頭には、NORIKONAKAZATOと堀未央奈(乃木坂46)、縷縷夢兎と玉城ティナのコラボレーションビジュアルが20ページにわたって展開されるほか、クリエイターの作品や作品制作のための写真、スケッチ、メモなどから「思考のもと」を探るインタビューも掲載。同インタビューには、黒河内真衣子(mame)、長見佳祐(hatra)、シュエ・ジェンファン(Jenny Fax)、刺繍アーティストの有本ゆみこ(SINA SUIEN)、the Virgin Maryのあり、ミキリハッシン、ぱりゅこのオーナーでスタイリスト・ファッションディレクターの山口壮大らが登場する。
さらに、椹木野衣と山縣良和(writtenafterwards)の対談や、若手クリエイターの座談会に加え、「ストリートファッションと消費の変遷」と題した年表、「ストリートファッションの生成史 1980-2015」といった記事も掲載。また、「ファッションを進化/深化させる、気鋭のドメスティック・ブランド」としてfacetasm、TARO HORIUCHIなどが紹介される。表紙は堀未央奈(乃木坂46)。