隈研吾と森林保全団体「more trees」による「つみき」の開発資金募集が、本日7月28日からクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」でスタートした。
建築家で東京大学の教授を務める隈と、音楽家・坂本龍一が代表を務める森林保全団体のmore trees。現在開発資金を募っているつみきは、シンプルな山型のデザインでありながら、子どものおもちゃとしてだけでなく、組み合わせることでインテリアオブジェや空間のアクセント、キッチンスタンドとしても使用可能で、隈の作品を自宅で身近に感じることが出来る製品になるとのこと。素材には宮崎・諸塚村の杉の無垢材が使用される予定だ。
資金募集の目標金額は300万円。支援のリターンには割引価格のつみきをはじめ、高知で隈が設計を手掛けた梼原の建築を隈自身と巡る見学会に参加できる権利や、大量のつみきでオブジェを制作するサービスなどが用意されている。
なお、同プロジェクトは、「プロダクトとしてだけでなく空間まで幅広く国産木材を活かしたい」というmore treesの思いによって発案されたもの。輸入木材によって衰退した日本の林業を促進し、現存する森を整備・維持していくために国産の木材を使用するという。
隈研吾のコメント
国産材(のスギ)で小さな積木を作りました。この積木を重ねていくと家具も家も公園も作れます。小さな粒で世界を作る。そんな不思議な体験を共有しましょう。