失踪したイタリア野党党首と双子の「替え玉」を描く『ローマに消えた男』

2015.08.10 Mon

映画『ローマに消えた男』が、11月14日から東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開される。

同作は、イタリア統一選挙が迫る中で突然ローマから失踪した政治家・エンリコと、彼の「替え玉」として、ユーモアや機知に富んだ言葉によって大衆やメディアを魅了していく双子の兄弟・ジョヴァンニの姿を描いた作品だ。

支持率低迷に悩むイタリア最大の野党を率いる政治家で、失踪後にはパリに住む元恋人のもとへ身を寄せるエンリコと、双子の兄弟・ジョヴァンニの2役を演じるのは『第61回カンヌ国際映画祭』で審査員賞を受賞した主演作『イル・ディーヴォ魔王と呼ばれた男』で知られるトニ・セルヴィッロ。共演者には、エンリコの腹心の部下アンドレア役を演じるヴァレリオ・マスタンドレアや、エンリコの元恋人ダニエル役のヴァレリア・ブルーニ・テデスキをはじめ、ミケーラ・チェスコン、アンナ・ボナイウートが名を連ねている。監督と脚本、原作を手掛けたのは、『そして、デブノーの森へ』『自由に乾杯』の監督を務めたロベルト・アンドー。