11月20日から東京・天王洲の銀河劇場で上演される荒木飛呂彦原作の舞台『死刑執行中脱獄進行中』のキービジュアルが公開。あわせて詳細が明らかになった。
同作は、1999年に刊行された荒木飛呂彦の短編集『死刑執行中脱獄進行中 荒木飛呂彦短編集』をもとにした作品。荒木の作品が舞台化されるのは今回が初めてとなり、これまでに主演を森山未來、構成、演出、振付を長谷川寧(冨士山アネット)が担当することが発表されていた。
今回明らかになった公演内容は、原作の表題作『死刑執行中脱獄進行中』で描かれた死刑を宣告された男が監獄からの逃走を試みるという物語をベースに、原作短編集の収録作『ドルチ ~ダイ・ハード・ザ・キャット~』の要素を織り交ぜた構成になるというもの。
演出を手掛ける長谷川は同作について「荒木飛呂彦作品では、“人間讃歌”をテーマに登場人物達はいずれも生に執着を持つ。その生きる力を媒介に、この作品を強靭な身体を用いて立上げたいと考えている」とコメント。また主人公を演じる森山について「彼は今映像でも活躍している俳優の中でも、身体能力・表現共に群を抜いた俳優の一人だと思う。彼ならば一見突飛の無いこの舞台化作品に肉体を持ってリアリティを付加出来ると考えている」と期待を寄せている。
また、今回の発表とあわせて追加キャストも発表。森山に加え、いいむろなおき、江戸川萬時、大宮大奨、笹本龍史、宮河愛一郎、森川弘和らが出演する。さらに音楽監督を蔡忠浩(bonobos)、演奏を蔡、吉田省念(ex.くるり)、田中佑司(ex.くるり)が担当するほか、12月には仙台、広島、札幌、富山、大阪で上演されることも明らかになった。東京公演のチケット先行抽選予約は8月12日から受付開始。一般発売は9月12日からスタートする。
イベント情報
『死刑執行中脱獄進行中』
構成・演出・振付:長谷川寧
共同振付:森山未來
原作:荒木飛呂彦『死刑執行中脱獄進行中 荒木飛呂彦短編集』(集英社)
音楽監督:蔡忠浩(bonobos)
演奏:蔡忠浩、吉田省念、田中佑司
出演:
森山未來
いいむろなおき
江戸川萬時
大宮大奨
笹本龍史
宮河愛一郎
森川弘和
東京公演
2015年11月20日(金)~11月29日(日)全14公演
会場:東京都 天王洲 銀河劇場
料金:S席8,800円 A席5,000円
仙台公演
2015年12月2日(水)全1公演
会場:宮城県 仙台 電力ホール
料金:8,000円
広島公演
2015年12月5日(土)、12月6日(日)全2公演
会場:広島県 JMSアステールプラザ 大ホール
料金:8,800円
札幌公演
2015年12月15日(火)全2公演
会場:北海道 札幌 わくわくホリデーホール
料金:昼公演6,800円 夜公演7,500円
富山公演
2015年12月19日(土)、12月20日(日)全2公演
会場:富山県 富山県民会館ホール
料金:S席8,800円 A席6,800円
大阪公演
2015年12月22日(火)、12月23日(水・祝)全3公演
会場:大阪府 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
料金:8,800円