「見せかけの絵画」に取り組む山口真人展、作品で「東京」を体現

2015.08.17 Mon

山口真人の個展『MADE IN TOKYO』が、8月21日から東京・代官山のGALLERY SPEAK FORで開催される。

山口真人は、2008年にデザインスタジオ「アイデアスケッチ」を設立し、企業のVIやCI、ミュージシャンのPVやウェブサイト制作などを手掛ける一方で、「見せかけの絵画」をコンセプトに据えたアートシリーズ『Plastic Painting』の制作を続けるアーティスト。昨年開催された初個展では、著名な現代アーティストたちの作品をモチーフにしたリミックスアートを展開した。

『MADE IN TOKYO』展では、山口が「世界中の文化を模倣し、リミックスし作り直す器」と定義する「東京」を体現した作品シリーズを発表。Googleの検索結果のスクリーンショットをCMYKドットに変換し、エアブラシでキャンバスに描画した作品など、平面作品を中心に約30点が展示および販売される。また、山口にとって初となる作品集をはじめ、Tシャツやアクセサリーなども販売。初日の8月21日には山口によるギャラリートークが行われる。