三池崇史監督『藁の楯』がハリウッドリメイク、連続殺人犯守るSP描く

映画『藁の楯 わらのたて』がハリウッドでリメイクされることがわかった。

三池崇史監督がメガホンを取り、2013年の『第66回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門にも出品された『藁の楯 わらのたて』は、木内一裕の警察小説をもとにした作品。10億円の懸賞金がかけられた連続殺人犯を無事に移送する任務を与えられた5人のSPと刑事が、「正義とはなにか」を自問自答しながら凶悪犯罪者を守る戦いを描いた作品だ。

ハリウッドリメイク版は、日本テレビ、All Nippon Entertainment Works、映画製作会社のDepth of Fieldの3社が共同で手掛けるもの。脚本は『エンド・オブ・ホワイトハウス』でもタッグを組んだクレイトン・ローゼンバーガーとカトリン・ベネディクトが担当。

日本テレビの北島プロデューサーは、「日本国内での製作当初から、本作のスケール感・テーマ性は世界でも通用する可能性を確信していた」とコメント。また、Depth of Fieldのクリス・ワイツは、「原作で最も印象深かったのが、アクション・サスペンスが基盤の作品でありながら、モラルを厳しく追求する物語だという点です」「私たちは、観客が『自分だったらどうする?』と議論をしながら劇場を後にすることを目指したいと思います」と意気込みを語っている。

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