フィリピン映画の特集上映『CROSSCUT ASIA #02 熱風!フィリピン』が、10月22日から東京・六本木ヒルズで開催される。
同イベントは、昨年に『東京国際映画祭』の新部門として設立された「CROSSCUT ASIA」の第2弾。CROSSCUT ASIAは国際交流基金アジアセンターと『東京国際映画祭』によるコラボレーション企画で、様々な切り口でアジア映画を特集上映している。
『CROSSCUT ASIA #02 熱風!フィリピン』では、2009年に『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』で『カンヌ国際映画祭』監督賞を受賞したブリランテ・メンドーサ監督を特集。2013年にフィリピンを襲った巨大台風の被災地を描く最新作『罠(わな)~被災地に生きる』をはじめ、5本の監督作が上映される。
さらに今年の『ベルリン国際映画祭』カリガリ賞を受賞したキドラット・タヒミック監督の『お里帰り』、フィリピンを代表する映画監督のひとりであるイシュマエル・ベルナールによる1982年の作品『奇跡の女』のデジタルリストア版なども上映。メンドーサ監督の作品を含め、上映作品には全10本がラインナップされている。また10月26日には、フィリピンの若手映画監督によるシンポジウムが開催。詳細は『東京国際映画祭』のオフィシャルサイトをチェックしよう。
ブリランテ・メンドーサ監督のコメント
今回の東京国際映画祭で私の映画やフィリピンの映画が上映され、映画祭の一部となることを大変嬉しく思っています。皆さん、どうかご覧になってください。東京国際映画祭はフィリピン映画だけではなく、私達が普段映画館で観られないような趣向の変わった類いの映画を観ることができる最高のチャンスです。東京国際映画祭をみんなで応援しましょう。
※記事掲載時から一部内容に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
イベント情報
『国際交流基金アジアセンターpresents「CROSSCUT ASIA #02 熱風!フィリピン」』
2015年10月22日(木)~10月31日(土)
会場:東京都 六本木ヒルズ
上映作品:
『罠(わな)~被災地に生きる』(監督:ブリランテ・メンドーサ)
『フォスター・チャイルド』(監督:ブリランテ・メンドーサ)
『サービス』(監督:ブリランテ・メンドーサ)
『グランドマザー』(監督:ブリランテ・メンドーサ)
『汝が子宮』(監督:ブリランテ・メンドーサ)
『お里帰り』(監督:キドラット・タヒミック)
『バロットの大地』(監督:ポール・サンタ・アナ)
『インビジブル』(監督:ローレンス・ファハルド)
『キッド・クラフ~少年パッキャオ』(監督:ポール・ソリアーノ)
『奇跡の女(デジタル・リストア版)』(監督:イシュマエル・ベルナール)