11月25日にリリースされる柴咲コウのニューシングル『野性の同盟』の詳細が発表された。
テレビ朝日系で放送中のドラマ『科捜研の女』の主題歌に起用されたタイトル曲“野性の同盟”は、椎名林檎が作詞作曲および編曲を手掛けた楽曲。今回のコラボレーションは、1月に放送された柴咲の主演ドラマ『〇〇妻』で椎名が主題歌を担当したことがきっかけで実現した。
新たに明らかになった収録曲は、内澤崇仁(androp)が作曲と編曲を手掛けた“メメントダイアリー”。内澤は、4月に発売された柴咲のシングル『ラブサーチライト』でも、タイトル曲を含む収録曲の作曲を担当している。また、今回の発表とあわせて“野性の同盟”のPVショートバージョンも公開。監督は映像作家の山田智和が務めている。
なお同作は、DVD付きの初回限定盤とCDのみの通常盤の2形態でリリース。DVDには、“野性の同盟”のPVおよびリリックビデオに加え、PVの劇中設定やメイキングの様子などを山田監督や撮影スタッフが解説する『ザ・プロフェッショナル~MV「野性の同盟」の世界』が収録される。
椎名林檎のコメント
柴咲コウ氏の凛とした声には、性別や年齢を思わせない、原始的な力強さを感じます。そんな彼女を、遠くから見守る旧友のつもりで書いたのがこの“野性の同盟”です。彼女へは「旧友から突然届いた手紙を訥々と音読するかのように発声して欲しい」と、オファーしました。素晴らしいシンガーに対し「唄い上げないで欲しい」と、申し上げるのはほんとうに罪深いこと。それを思いながらも、粛々とリクエストに応えてくれる職人的な彼女へ、益々惚れ込んでしまうのでした。「基本エレキ3ピース」で「基本パワーコード」というユニセックスなオケも、予想していたよりずっと彼女に似合って、こちらはもうひたすら書き手冥利に尽きるというものでした。でもまだある。なんでも似合う。もっと書かせてください。今回はバラードという発注をいただいたからこそ、たまたまこうしただけです。申し訳ありませんが、彼女のお部屋へ土足でお邪魔して、抽斗を荒らしたい衝動でいっぱいです。取り急ぎこのたびは、すばらしいテイクをありがとうございました。乾杯。きっとまた!
柴咲コウのコメント
椎名林檎さんに楽曲制作していただけることになりそれだけで喜ばしいことなのに、歌へのディレクションの他ビジュアルやPVイメージもご提案いただき、歌い手としてこの上ない幸せを感じております。
少し肩の力が抜けた歌い方を希望されたのですが、歌いながら佛々と力強さを感じもっともっと歌っていたくなる…そんな不思議なレコーディングでした。
欲張りかもしれませんが、彼女の世界観にこれからも何度も溺れたい、そんな気持ちでいっぱいです。