映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』が、11月14日から東京・渋谷のアップリンクほかで公開される。
同作は、2013年4月に1100人を超える死者を出したバングラデシュ・ダッカの縫製工場倒壊事故をきっかけに制作されたドキュメンタリー。服の価格が低下する一方で人や環境が支払う代償が大きくなっている現状を背景に、ファッション産業の闇にフォーカスし、「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起する内容になっている。
撮影はファッションショーのランウェイからスラム街まで世界各地で敢行。ステラ・マッカートニー、リヴィア・ファース、パタゴニアの副社長リック・リッジウェイ、インドの環境活動家ヴァンダナ・シヴァへのインタビューも盛り込まれているほか、フェアトレードブランド「ピープル・ツリー」の代表を務めるサフィア・ミニーの活動にも光を当てる。なおアップリンクでは、ファストファッション業界に勤める人に限りチケット料金が半額となる。
※記事掲載時、一部内容に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
作品情報
『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』
2015年11月14日(土)からアップリンクほかで公開
監督:アンドリュー・モーガン
出演:
サフィア・ミニー
ヴァンダナ・シヴァ
ステラ・マッカートニー
ティム・キャッサー
リック・リッジウェイ
ほか
配給:ユナイテッドピープル