内村光良監督の新作映画『金メダル男』の追加キャストが発表された。
内村自身が監督、脚本、主演を務める『金メダル男』は、2011年に上演された内村の一人舞台『東京オリンピック生まれの男』をもとにした作品。世の中のあらゆる分野で「一等賞」を獲ることを目指し続ける男・秋田泉一が、徒競走や絵画、火起こし、水泳、剣道、陸上、絵画、俳句など、様々な分野に挑むというあらすじだ。これまでの発表では、泉一役を内村、若き日の泉一役を知念侑李(Hey! Say! JUMP)が演じることが明らかになっていた。
今回発表された追加キャストは、元アイドルで泉一のマネージャーでもあるヒロイン・亀谷頼子役を演じる木村多江。やがて泉一と二人三脚で世の中のあらゆる「一等賞」獲得を目指すことになるという役どころだ。
木村の起用について内村監督は、「頼子は誰がいいかとなったときに浮かんだのが多江さんでした」「彼女ならこの頼子という役を面白がって演じてくれるんじゃないかなと期待して出演のオファーをしました。具体的には、儚いとか、綺麗さよりも、可愛さとかチャーミングさを出せたらいいと思ってます」と明かしている。
一方の木村は撮影について「現場での内村監督は面白さを追求し、色々なパターンを発想し撮影していくところがすごいんです。どれが使われるかわからないので気が抜けない、意外と緊張感のある現場でした」と感想を語っている。
木村多江のコメント
出演のオファーがあった時、やったことのないことばかりで、できるか不安になりましたが、コメディーをずっとやりたかったので、新たに挑戦してみたいと思いました。
私が演じる亀谷頼子は元アイドルだが売れず、今は過去を隠し、殻をかぶって、自分を出さずに生きています。でも、泉一と一緒にチャレンジしていくことで、自分自身を守ることをやめ、殻をうちやぶって成長していきます。一生懸命だが、ちょっと変わっている女性です。
現場での内村監督は面白さを追求し、色々なパターンを発想し撮影していくところがすごいんです。どれが使われるかわからないので気が抜けない、意外と緊張感のある現場でした。
エンターテイメントの映画なので、とにかく楽しんでいただきたいです。
私の新しいキャラも楽しんでいただけたら何よりです。内村光良監督のコメント
頼子は誰がいいかとなったときに浮かんだのが多江さんでした。(木村さんとは)何度か共演しましたが、物凄く芝居が跳ね返ってくる人だなという印象がありました。彼女ならこの頼子という役を面白がって演じてくれるんじゃないかなと期待して出演のオファーをしました。
具体的には、儚いとか、綺麗さよりも、可愛さとかチャーミングさを出せたらいいと思ってます。後おっとりしているようで、意外にシャキシャキして、ちょっと男っぽいところもある(笑)。そういう所も出していきたいです。
とにかく、“頼子面白い”、“頼子で笑った”と映画を観た人に行ってもらえるような演出を心がけています。そんな木村多江さんを見せられたらいいなと。タイトルらしくゴールデンコンビを目指しています(笑)。
作品情報
『金メダル男』
2016年秋に全国公開
監督・脚本・原作:内村光良
出演:
内村光良
知念侑李
木村多江
配給:ショウゲート