映画『パディントン』日本語吹き替え版の声優陣が追加発表された。
2016年1月15日から全国で公開される同作は、児童小説『くまのパディントン』の実写映画版。ペルーの奥地からロンドンを訪れ、「パディントン」と名づけられた紳士的なクマを主人公に、ブラウン家の屋根裏で暮らすことになったパディントンが慣れない都会暮らしを送りながら騒動を繰り広げる様を描く。オリジナル版ではベン・ウィショーがパディントンの声を演じているほか、日本語吹き替え版で松坂桃李が同役を演じることがこれまでに発表されていた。
今回明らかになった吹き替え版の声優陣は、ニコール・キッドマン演じる謎の美女・ミリセント役の木村佳乃、ブラウン家の父・ヘンリー役の古田新太、母・メリー役の斉藤由貴、中学生の娘・ジュディ役の三戸なつめ。パディントンから「クマ語」を教わるジュディを演じる三戸は「私のクマ語も是非聞いてください!^ ^」とコメントしている。
木村佳乃のコメント
小さい頃から大好きだった「パディントン」が実写化されると聞いて、これは絶対にやらせていただきたい!と思いました。どんな映画になるのか楽しみで、関われたら嬉しいと思って引き受けさせていただきました。ニコール・キッドマン演じる謎の美女・ミリセント役を担当させていただきました。彼女が表現したお芝居を日本語でいかにわかりやすく声だけで表現していくかに気を配って演じました。美術がとてもきれいな映画で、ブラウンさん一家のセットが本当に素晴らしいです!それから、(ブラウンさん一家の隣人の)カリーさんが登場するシーンはコミカルでお気に入りです。そのあたりにも是非ご注目ください。
古田新太のコメント
声優の仕事は好きなので、二つ返事で「やらせてください」と引き受けました。洋画の吹き替えはあまり経験がないので楽しくやれました。(声優を担当したブラウンさん役を演じるヒュー・ボネヴィルは)ブレスとか呼吸の位置が非常に独特な俳優さんだったのでちょっと難しかったですが、面白かったです。ご夫婦やお父さん世代の方がお一人で観ても楽しめる映画なので、ぜひ楽しんでください。
斉藤由貴のコメント
(オファーを受けた時)吹き替えをするのはものすごく久しぶりなので、ちゃんとできるかなぁとすごく心配でしたが、声優を担当したメリー・ブラウンというキャラクターは「物語の挿絵画家」という設定で、家の中のインテリアのしつらえなどもとてもセンスのよさが滲み出るもので、そういう女性の吹き替えができたのはとても嬉しかったです。(お気に入りのシーンは)ドールハウスが出てくるシーンです。私自身ドールハウスが好きなんですが、映画の中のドールハウスが本当によく出来ていて、隅々までじっくり観てしまうくらいでした(笑)。皆さんもぜひご注目ください。
三戸なつめのコメント
(声優のオファーを受けた時)とてもやってみたかった仕事でしたし、しかも小さい頃から見ていた大好きなパディントンの映画化だったのですごく嬉しかったです。セリフをいうタイミングだったり、イントネーションが難しかったです。ジュディが中学生だったのでいつもより高い声でセリフを言ったり子供らしさを大事にしました。(お気に入りのシーンは)パディントンがスリを追いかけて空に飛んだ場面です。ハラハラドキドキするし、ジュディがパディントンを受け入れたキッカケにもなったシーンなので好きです。パディントンの可愛い世界観や、家族の絆にも注目して観ていただきたいです!私のクマ語も是非聞いてください!^ ^
作品情報
『パディントン』
2016年1月15日(金)から全国で公開
監督:ポール・キング
原作:マイケル・ボンド
声の出演:ベン・ウィショー
出演:
ヒュー・ボネヴィル
サリー・ホーキンス
ジュリー・ウォルターズ
ジム・ブロードベント
ニコール・キッドマン
配給:キノフィルムズ