書籍『もじ部 書体デザイナーに聞くデザインの背景・フォント選びと使い方のコツ』が、12月初旬に刊行される。
雑誌『デザインのひきだし』の連載『もじ部 フォントの目利きになる』の5年分の記事を書籍化した同書。様々な書体デザイナーが「もじ部」の部長として登場し、自身がデザインしたフォントについて写真と図版を交えて解説する。
登場する書体デザイナーは、鳥海修(字游工房)、高田裕美(タイプバンク)、モリサワ文研、藤田重信(フォントワークス)、竹下直幸、小林章(モノタイプ)、鈴木功(タイププロジェクト)、小塚昌彦、マシュー・カーター、大曲都市(モノタイプ)、イワタ+橋本和夫、西塚涼子&服部正貴(アドビ システムズ)、赤松陽構造、typeKIDS+今田欣一(欣喜堂)、小宮山博史(佐藤タイポグラフィ研究所)、祖父江慎(コズフィッシュ)の16組。それぞれの記事は各デザイナーにちなんだ書体で組まれているという。
また新規記事として、工業彫刻のための文字の標準として日本工業規格に定められた書体・機械彫刻用標準書体の制作の裏側に迫るレポートを収録。さらにフォントデザインをテーマに据えた鳥海修、藤田重信、小林章、小宮山博史、祖父江慎による座談会を収めた小冊子も付属する。小冊子のデザインは祖父江慎+コズフィッシュが手掛けている。