村上隆の特集記事が、12月17日発売の『美術手帖』2016年1月号に掲載されている。
東京・六本木の森美術館で3月6日まで『村上隆の五百羅漢図展』を開催している村上隆。1月30日からは神奈川・横浜美術館で自身のコレクションを展示する『村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白、魯山人からキーファーまで―』展も開催される。
橋本麻里が特別監修を務める今回の特集では、『村上隆の五百羅漢図展』をビジュアルで紹介するほか、「政治・経済と芸術」「価値の創出」「誤読と日本」という3つの視点から、村上の現在の活動に通じる美術史のトピックを取り上げる。またアメリカ・ニューヨークのガゴシアンギャラリーで発表された高さ3メートル、 幅25メートルの絵画『死者の国に差し込んだ「虹」の尻尾を踏んだ時』を捉えた1メートルにおよぶ全図が付録として折り込まれる。
なお同誌では村上の特集のほか、オノ・ヨーコや鴻池朋子のインタビューを掲載する。