2015年の特集記事の総合ランキング1位は、横山健(Ken Yokoyama、Hi-STANDARD)のインタビュー。アルバムのリリースや日本武道館公演の開催発表、さらに『ミュージックステーション』への出演などで話題を集め続けた横山が、東日本大震災後の活動や未来の音楽シーンを担う子どもたちに向けた想いを率直に明かした内容だ。
2位にランクインしたのは、4月に新作映画『龍三と七人の子分たち』を公開した北野武監督のインタビュー。「老人を大切にしようなんて、大きなお世話」というタイトルが示す通り、同監督ならではの洞察に満ちた老人論をはじめ、インターネットカルチャー、現代における映画づくりなどについてざっくばらんに語っている。
3位には大沢伸一が自身の活動を振り返りながら、仕事に対するスタンスを明かした記事がランクイン。安室奈美恵への提供曲や自身の新たなプロジェクト、クラブカルチャーなどについて語った内容で、長年にわたって活動してきた大沢が経験から得た仕事論が共感を呼んだ。
4位以下には、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)のインタビュー「もう自分たちの利益はいらない。後藤正文がアジカンに託した役割」、15周年を迎えた劇団鹿殺しが俳優・古田新太と活動を振り返ったインタビュー、武田砂鉄が首都圏のライブ会場が減少する「2016年問題」について書いたレビューなどがランクインした。さらにRHYMESTERやBOOM BOOM SATELLITES、ジェフ・ミルズ、ORIGINAL LOVEといった長いキャリアを持つミュージシャンたちの言葉も注目を集めた。
1位 Ken Yokoyamaの願い「未来を生きる子どもに希望を残したい」
2位 北野武インタビュー「老人を大切にしようなんて、大きなお世話」
3位 大沢伸一が語る仕事論「プロであることにこだわる時代ではない」
4位 もう自分たちの利益はいらない。後藤正文がアジカンに託した役割
5位 古田新太と劇団鹿殺しが本気で語る、演劇と「お金」のリアルな話
6位 AV監督VSアイドルの騙し合い 映画『BiSキャノンボール』の企み
7位 「反抑圧」を掲げる上坂すみれによる、マジメな下ネタ談義
8位 RHYMESTERがもの申す 「ダサい」方向に進む現状に異議アリ
9位 BOOM BOOM SATELLITES、残酷な運命から希望を描いた傑作
10位 ORIGINAL LOVEが語る「今の状況は渋谷系の頃と似てると思う」
11位 パリ在住ジェフ・ミルズが語る「日本をとても心配している」
12位 1万人規模のフェスをDIYで成功させたPIZZA OF DEATHの独自論
13位 鈴木理策に学ぶ、安心できないくらい「美しい」写真を撮る方法
14位 どうなる? 相次ぐ閉鎖による、首都圏ライブ会場不足問題
15位 amazarashi、生肉を食べ続ける衝撃的映像で表現した命の意味