内野聖陽×波瑠、中井貴一×宮本信子によるリーディング公演

2016.01.11 Mon

リーディング公演『「乳房」～天上の花となった君へ～』が5月7日から東京・六本木の俳優座劇場、リーディング公演『「檀」～もう一度、妻になれたら～』が7月19日から東京・青山一丁目の草月ホールを皮切りに全国で上演される。

両公演は、新潟・りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館が2016年からスタートさせる新企画『ふたりものがたり』の一環で上演。『ふたりものがたり』は2人の俳優が、テキストを片手に著名作家の物語を表現するリーディング公演シリーズとなる。

『「乳房」～天上の花となった君へ～』は、白血病を患い、27歳で逝去した妻・夏目雅子との体験をもとにした伊集院静の自伝的小説『乳房』を原作にした物語。酒とギャンブルに明け暮れる不良中年の演出家の「私」と、「私」の妻で、不治の病に侵された新人女優・里子を描く。同公演には内野聖陽と波瑠が出演する。

『「檀」～もう一度、妻になれたら～』は、夫・檀一雄が愛人との壮絶な日々を綴った『火宅の人』を読んだ妻・ヨソ子への取材をもとにした沢木耕太郎の著書『檀』が原作。出演者には中井貴一と宮本信子が名を連ねている。

両公演の企画・台本・演出は合津直枝が担当。チケットの発売日や劇場などの詳細は、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館のオフィシャルサイトをチェックしよう。

内野聖陽のコメント

誰もが心の底にしまって置きたくなるような宝物のような時間。
皆さまの想像力と共に羽ばたけるような
それでいてリアルに感じられるような
とにかく、素敵な舞台空間・時間になったらと思っています。

波瑠のコメント

【里子】は、ひまわりのような明るさを持った一途な女性です。
その真っ直ぐな明るさで、内野さん【憲一】の心を動かすことができたらいいな、と
一生懸命やらせていただきます。

中井貴一のコメント

檀一雄氏の“火宅の人”の真実。
皆様にその目撃者になっていただけるよう演じて参ります。

宮本信子のコメント

原作を拝読して、あっという間に引き込まれました。この静かな激しさを、私は表現できるのか？
怖いようで、楽しみなようで…。
ヨソ子さんの色はラベンダー！そう直感しました。