誘拐事件を巡る愛と葛藤を描く『最愛の子』、是枝裕和らのコメントも

映画『最愛の子』が、本日1月16日から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開されている。

同作は、2011年に中国で実際に起こった誘拐事件をもとにしたミステリー映画。3歳の頃に誘拐された少年・ポンポンと、再会したポンポンに忘れられていた生みの親、ポンポンの育ての親となった誘拐犯の妻がそれぞれ抱える悲しみや苦悩、葛藤などを通して、誘拐事件の背景にある社会問題や、被害者と加害者という関係性を超えた愛の姿を描く。

監督を務めるのは、『ラヴソング』『ウィンター・ソング』などを手掛けたピーター・チャン。出演者には『少林サッカー』『レッドクリフ』シリーズのヴィッキー・チャオをはじめ、ホアン・ボー、トン・ダーウェイ、ハオ・レイ、チャン・イー、キティ・チャンが名を連ねている。

なお是枝裕和は同作について「今どうしてもこの映画を撮らなければならない。そんな監督の切実さが全編を貫く力作。恋愛映画の名手であるピーター・チャン監督の新境地!」とコメント。さらにオフィシャルサイトでは、山田洋次、加藤登紀子、板谷由夏、小島秀夫、トラヴィス・ファイン、岩井志麻子らが同作に寄せたコメントが掲載されている。

作品情報

『最愛の子』

2016年1月16日(土)からシネスイッチ銀座ほか全国で順次公開
監督:ピーター・チャン
出演:
ヴィッキー・チャオ
ホアン・ボー
トン・ダーウェイ
ハオ・レイ
チャン・イー
キティ・チャン
配給:ハピネット、ビターズ・エンド

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