映画『デスノート 2016』のキャストが発表された。
『デスノート 2016』は、名前を書かれた人間が命を落とすという死神のノート「デスノート」を巡る夜神月とLらの頭脳戦を描いた大場つぐみ原作、小畑健作画による漫画『DEATH NOTE』をもとにした新作映画。
明らかになったキャストは、かつて夜神総一郎が設立した「デスノート対策本部特別チーム」の捜査官・三島創役を演じる東出昌大をはじめ、三島と共にデスノートを追う世界的探偵で「Lの正統な後継者」と称される竜崎役の池松壮亮、キラこと夜神月を崇拝する天才サイバーテロリスト・紫苑優輝役の菅田将暉。
キャスト発表とあわせて、同作のあらすじも判明した。物語の舞台はキラとLの対決から10年後。ロシアとウォール街、渋谷でデスノートによる大量殺人が行われる中、三島らデスノート対策本部特別チームが竜崎と捜査にあたり、地上に6冊のデスノートが存在する事を突き止めるが、その後デスノートの提出を呼びかけるコンピュータウィルス「キラウィルス」がばら撒かれ、デスノートの争奪戦が始まるというストーリーだ。
主人公・三島役の東出は「もともと原作世代なので、前作の映画も観ていたし、その10年後を演じる意義やプレッシャーも感じますが、きっと池松くん、菅田くんと共演できたからこその物語になっていると思います」と手応えを明かしている。
竜崎役の池松は、「松山さんの作り出した歴史に残るLという凄いキャラクターを継承しつつ、やるからにははるかに凌駕するつもりで頑張ります。駄目だったらネットで叩いて下さい」とコメント。紫苑役の菅田は「僕が演じる紫苑はキラを崇拝するサイバーテロリスト。役作りをする上で原作に出てくるLの2人の後継者=メロとニアからイメージを抽出しました」と役作りについて明かしている。
東出昌大のコメント
今回の『デスノート』も天才対天才の対決を描いていて、しかも僕ら3人の人間関係が複雑に絡み合った天才同士の三つ巴の戦いになっています。もともと原作世代なので、前作の映画も観ていたし、その10年後を演じる意義やプレッシャーも感じますが、きっと池松くん、菅田くんと共演できたからこその物語になっていると思います。前作で『デスノート』の持つ極限のテーマに魅力を感じてご覧になっていた方は、もちろん今回も楽しんでいただけると思いますし、ここから観始める方でも楽しめる作品になっていると思います。
池松壮亮のコメント
人間はとても愚かで弱い生き物だということを、改めてもう一度デスノートに教えてもらっているような気がします。前作から10年を経て、新たな監督スタッフキャストで、前作を超えるべく日々撮影に挑んでいます。沢山の人にワクワクしてもらえるようなエンターテイメントとして、それからこの御時世にやる意味を込めて、この作品を送り出せたらなと思っています。松山さんの作り出した歴史に残るLという凄いキャラクターを継承しつつ、やるからにははるかに凌駕するつもりで頑張ります。駄目だったらネットで叩いて下さい。
菅田将暉のコメント
前作を一観客として観ていたので、衣裳合わせの時や死神の造形物などを見て、「あっ、これが『デスノート』の世界なんだ」と素直に興奮しました。僕が演じる紫苑はキラを崇拝するサイバーテロリスト。役作りをする上で原作に出てくるLの2人の後継者=メロとニアからイメージを抽出しました。原作の夜神月とLの戦いから繋がる後半の物語も僕は大好きなので、そこに登場するメロとニアのトリッキーなキャラクターに現代っ子感を少し足したイメージです。演じる上で日々本当に自問自答していますが、前作を凌駕する作品になればと思っています。
佐藤信介監督のコメント
デスノートをめぐる、人間のぶつかり合いを、描きたいと思っていました。6冊のデスノートを巡って、三者のぶつかり合いを描きたいと。
東出さんは、この役にぴったりでした。キャラクターばかりでなく、立ち姿、そして、その人間性において。この映画の柱を支え、この物語を、現実的なものに着地させられたのは、豪快かつ繊細な、東出さんのパワーによります。
池松さんは、『砂時計』という映画で、8年前にご一緒していました。今度はあの時とまったく異質な役。しかしこの役を池松さんは、想像以上の人物に育てられました。
菅田さんは、変幻自在、自由闊達な役者です。自然味を保ちながらも、奇抜なフィクションをも演じられる、まさに「映画」が欲する役者だと思いました。
デスノートを巡っての、この三者のぶつかり合いを、ぜひ、楽しんでいただきたいです。大場つぐみのコメント
6冊のデスノートということは死神もたくさん出てくることになり、もうそれだけで面白いに決まってます!そしてその6冊のノートや死神達と豪華キャスト(東出昌大さん、池松壮亮さん、菅田将暉さん)がどう絡みどんな話になるのか!?今からワクワクドキドキが止まりません!