『青春音楽活劇「詭弁・走れメロス」』が4月29日から東京・新宿御苑のシアターサンモール、5月14日に京都の京都劇場で上演される。
森見登美彦の短編小説『新釈 走れメロス』をもとにした同公演は、松村武(カムカムミニキーナ)が脚本・演出、小野寺修二がステージングを担当した2013年初演の音楽劇の再演。「詭弁論部」に所属する学生・芽野史郎が、図書館警察の長官によって閉鎖された部室を取り戻すためにある約束を交わすが、1日の猶予を取り付け、親友を人質にして京都中を逃げ回る、というあらすじだ。初演時は、小説の文章を全てモノローグとしてセリフにしたほか、俳優が様々な身体表現を駆使して通行人や乗り物、街並みなどを表現するといった演出方法で注目を集めた。
芽野役を演じるのは初演に引き続き武田航平。2か月間でほぼ全員の男性部員を虜にした元詭弁論部員・須磨さん役の新垣里沙も続投する。芽野の親友で人質となる芹名雄一役には中村優一、図書館警察長官役には市川しんぺーがキャスティングされている。また脚本・演出も初演時と同じく松村が手掛ける。チケットは現在販売中。