映画『ホース・マネー』が、6月から東京・渋谷のユーロスペースで公開される。
『ホース・マネー』は、ポルトガルの映画監督ペドロ・コスタの監督作品。ポルトガルの首都・リスボンのスラム街・フォンタイーニャス地区を舞台に、1人の男の終焉と、アフリカからやってきた移民の苦難の歴史と記憶を、虚実入り混じった手法で描く。なお、コスタは過去作品『ヴァンダの部屋』『コロッサル・ユース』でもフォンタイーニャス地区を舞台にしている。
主人公を演じるのは、カーボベルデ共和国から移民で、『コロッサル・ユース』にも出演したヴェントゥーラ。劇中にはヴェントゥーラの経験も活かされているという。同作のオフィシャルサイトでは、映画監督のマノエル・ド・オリヴェイラ、ジャン=マリー・ストローブのコメントが公開中だ。