『第66回芸術選奨文部科学大臣賞』『同新人賞』の受賞者が発表された。
文化庁が1950年から主催する両賞は、芸術の各分野において優れた業績を挙げた人物や、新たな境地を切り拓いた人物に与えられる賞。演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論等、メディア芸術の11部門で表彰され、大臣賞には30万円、新人賞には20万円の賞金が贈られる。
今年度の受賞には、『グッドバイ』の演出で演劇部門の大臣賞を受賞したケラリーノ・サンドロヴィッチや、監督作『ハッピーアワー』の成果によって映画部門新人賞を受賞した濱口竜介、『この世にたやすい仕事はない』で文学部門新人賞に輝いた津村記久子、『村上隆の五百羅漢図展』の成果で美術部門の大臣賞を受賞した村上隆、『1∞ミナカケル』によって同新人賞を受賞した皆川明(ミナペルホネン)、ライブイベント『風街レジェンド2015』などで大衆芸能部門の大臣賞に輝いた松本隆、Kバレエカンパニー秋公演『白鳥の湖』などによって舞踊部門の大臣賞に輝いた中村祥子、『スティーブ・ジョブズ』ほかでメディア芸術部門新人賞を受賞したヤマザキマリらが名を連ねている。
贈呈式は3月15日から東京・永田町の都市センターホテルで開催される。