『イタリア映画祭2016』が、4月29日から東京・有楽町朝日ホールで開催される。
2001年から開催され、今年で16回目を迎える同イベント。今回は、2015年以降に製作された日本未公開の新作イタリア映画12本を上映する。さらにルキノ・ヴィスコンティ監督の生誕110周年を祝うと共に、今年1月に84歳で逝去したエットレ・スコーラ監督を追悼し、ヴィスコンティの監督作『若者のすべて』とスコーラの監督作『特別な一日』が、4Kデジタル完全修復版をもとにしたDCP素材で上映される。
上映作品には、『ベルリン国際映画祭』コンペティション部門に選ばれた女性監督ラウラ・ビスプリの『処女の誓い』や、パオロとヴィットリオのタヴィアーニ兄弟による『素晴らしきボッカッチョ』、ジュゼッペ・M・ガウディーノ監督の『あなたたちのために』、移民問題を描き『カンヌ国際映画祭』批評家週間に出品されたジョナス・カルピニャーノ監督のデビュー作『地中海』などがラインナップされている。
なお、同イベントは5月7日から大阪・ABCホールでも開催される。各作品の上映スケジュールは『イタリア映画祭2016』のオフィシャルサイトをチェックしよう。大阪会場での上映作品は後日発表される。