死刑囚が描いた絵画を展示する『極限芸術』第2弾、林眞須美死刑囚の作品も

『極限芸術2~死刑囚は描く~』展が、4月29日から広島・福山のクシノテラスで開催される。

同展は2013年に開催された『極限芸術~死刑囚の表現~』展の第2弾。独居房の中で刑の執行を待つ確定死刑囚たちが描いた新作絵画を中心に展示する。

出展作家には、和歌山毒物カレー事件の林眞須美死刑囚や2004年の大牟田4人殺害事件で死刑を宣告された北村孝紘死刑囚、元オウム真理教の宮前一明死刑囚をはじめ、何力死刑囚、金川一死刑囚、風間博子死刑囚、秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大死刑囚らが名を連ねている。展示作品は2005年から「死刑廃止のための大道寺幸子・赤堀政夫基金」によって集められた作品で構成される。会期中の5月29日には都築響一によるトークイベントが開催。

なお同展は、福山に新たにオープンしたギャラリー・クシノテラスの第1回展。クシノテラスは福山の鞆の津ミュージアムに勤務したキュレーターの櫛野展正が設立したスペースとなり、世の中から正当な評価を受けていない表現を紹介していくという。

イベント情報

『極限芸術2~死刑囚は描く~』

2016年4月29日(金・祝)~8月29日(月)
会場:広島県 福山 クシノテラス

時間:12:00~18:00
休館日:火~金曜
料金:500円
※小学生以下、障がいのある方は無料

都築響一トークイベント
2016年5月29日(日)19:00~21:00
会場:広島県 福山 クシノテラス
料金:2,000円

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