マームとジプシーによる新プロジェクト「ひび」が、6月からスタートする。
「ひび」は、マームとジプシーの活動に共感し、興味を持つ人々を集めて、約1年後に予定されている藤田貴大との作品発表を目指すプロジェクト。参加者は1年間を通して様々な形でマームとジプシーの活動に携わりながら、藤田やゲストによるワークショップに定期的に参加することができる。参加費は無料。
6月の始動に先駆けて、4月1日からメンバーの募集を開始。演劇経験や年齢は問わず、マームとジプシーの公演や藤田の作品を鑑賞したことがあり、彼らの活動に興味があることが参加条件となる。参加メンバーは2回の面接を経て選出。募集要項の詳細はマームとジプシーのオフィシャルサイトをチェックしよう。
藤田は同プロジェクトについて「個人的なことではあるが、30歳を過ぎた現在。これからどんどん歳を重ねるのだろうと、危機感を抱いている。ここまで自分たちの外側との関わりで、生まれるものを見つめてきたわけだけれど、この『ひび』をきっかけに、マームとジプシーの内側のことに、もっと取り組んでいきたいと思いついた。ここまでの活動では見ることができなかった景色に、今後は内側を入れ替えながら、独特な経路を旅して、辿りつきたい」とオフィシャルサイトでコメントを発表している。