内村光良の長編小説『金メダル男』が、4月4日から読売新聞の夕刊で連載されることがわかった。
『金メダル男』は2011年に上演された内村の一人舞台『東京オリンピック生まれの男』をもとにした作品で、知念侑李(Hey! Say! JUMP)と内村が主演を務める映画版が10月22日から公開される。
小説版は映画の原作として執筆され、6月下旬まで60回にわたって掲載される予定。挿絵は五月女ケイ子が担当する。また連載をまとめた文庫本が6月25日に中央公論新社から刊行される。
内村光良のコメント
この小説執筆のお話をいただいたとき、とても驚きました。日々多くの方々の手に届く新聞に、自分の文章が毎日載るなんて、夢にも思いませんでした。原稿の執筆は2015年夏から半年以上かけ、試行錯誤を繰り返しながら今なお進めています。執筆時間の確保が一番大変で、セミの声をききながら時間が足りなくて気が狂うかと思ったこともありました。
本作は、映画の脚本作りや撮影、編集と同時並行して書き進めていくという、通常にはない新しい試みにもなりました。映画のワンシーンをヒントに小説では、少し違った世界を描いたり、その逆もあったりで、相乗効果があったように思います。
主人公と同世代の人には懐かしく、若い世代の人には新しいエンタメストーリーとして楽しんでもらえたら嬉しいです。