棚田康司の個展『バンドゥン スケッチ』が、4月6日から東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーで開催される。
日本古来の木彫の技法である「一木造り」を用いて少年や少女の像を制作する彫刻家の棚田康司。2005年には『第8回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)』の特別賞を受賞した。
同展では、棚田が昨年10月からインドネシア・ジャワ島の都市バンドゥンに滞在した2か月の間に制作した少年や少女のトルソ12体と、帰国後にバンドゥンの記憶をもとに制作した立像1点を展示する。トルソシリーズは、棚田にとって新たな表現の実験の場であると共に、自身の作品におけるスケッチのような存在だという。なお、4月6日にはオープニングレセプションが開催される。