JUN OSONの個展『BESIDE』が、4月26日から東京・青山のTAMBOURIN GALLERYで開催される。
JUN OSONは挿画や漫画などの紙媒体を中心に活動しているイラストレーター。NHK Eテレの教育番組『シャキーン!』内の各種アニメーションや東海テレビのアニメ『かよえ!チュー学』のキャラクターデザイン・作画、ZUCCaとのコラボレーショングッズ、グリコのキャンペーンビジュアルなども手掛けている。
4年ぶりの個展となる同展では、インテリアとして置かれることを想定した大小のペインティング、シルクスクリーン、立体作品など約50点の新作を発表。陶芸作家の林大作や立体作家の田中優太とのコラボレーション作品も展示される。また会場では展示作品に加え、手ぬぐいやハンカチなども販売する。
なお4月29日には、オープニングレセプションが行なわれるほか、会期中には関連イベントの開催が予定されている。詳細はTAMBOURIN GALLERYのオフィシャルサイトをチェックしよう。
JUN OSONのコメント
僕は若手作家の作品をぽつりぽつりと買っているのだが、そこで気がついた。僕はその作品を買うときにまず印象で判断する。コンセプトなどはあまり気にしない。次に判断材料になるのが「側に置いておきたい・飾りたい」という基準なのだ。どんなに好みの絵でも飾りにくいものは買わない。
そこで「側に置いておきたい作品」というのを今回の展示のテーマにしようと思いついた。個展のテーマとしてそんなバカげたものがあるだろうか?それは結果であって目的ではないはずで、多くの作家はそれを最優先にはしない。しかしイラストレーターである僕にはピッタリかもしれない。僕は求められている(であろう)事に自分なりの解釈で回答するのが好きなのだ。
今回の展示は普段のビビットでカラフルな色合いや人物が大きく描かれる構図は抑え、側に置け、気兼ねなく飾れるような作品を意識して制作した。