劇団鹿殺しの新作公演『名なしの侍』が、7月16日から東京・池袋のサンシャイン劇場、7月28日から大阪・ナレッジシアターで上演される。
「怒パンク時代劇」を掲げる同公演は、1月に上演された『キルミーアゲイン』に続く、劇団鹿殺し活動15周年記念公演の第2弾。現役のミュージシャンで編成されたバンドと、劇団鹿殺しメンバーによる管楽器隊の生演奏に乗せて戦乱の時代に生きる侍たちを描く。
脚本は丸尾丸一郎、演出は菜月チョビが担当。客演には玉城裕規、鳥越裕貴、谷山知宏(花組芝居)、堂島孝平を迎える。特典付きチケットの先行販売は4月23日12:00から受付開始。一般発売は5月15日10:00からスタートする。
菜月チョビのコメント
旗揚げ初公演、初めての東京公演、劇場客席数が80人から400人まで増えていく時、初めての音楽劇、全国ライブハウスツアー。飛び出す時はいつも怖いけれど、孤独に感じる冒険の終わりには拍手やことばで、楽しみにしてくれる人が側にいてくれているとたくさん気づかされてきました。
15年目の大冒険の先にはきっと私達をもっと強くしてくれる気づきや出会いがいっぱいあるはず。
そのためにも、怖いぐらい飛び出すぞ!ぴょーん!丸尾丸一郎のコメント
15年前、つかこうへいさんの戯曲を上演したい為に旗揚げし、赤テントで観た唐十郎さんに憧れ、ラスベガスのシルクドゥソレイユに愕然として、劇団鹿殺しの作品を模索してきた。
試行錯誤の旅は続く。僕らが必要とされる、僕らにしか生み出せないエンターテイメント。
劇団鹿殺しが培ってきた精一杯の音楽劇を、時代劇という物語に乗せ、これからの15年に向かって躍動する「新世代パンク時代劇」に取り組む所存です。