宇多田ヒカルの新曲“花束を君に”“真夏の通り雨”のPVの一部が特設サイトで公開された。
本日4月15日に配信リリースされた両曲。“花束を君に”は現在放送中のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主題歌に起用されており、“真夏の通り雨”は日本テレビ系のニュース番組『NEWS ZERO』のエンディングテーマとして放送されている。
小川純子が監督した“花束を君に”のPVは、『とと姉ちゃん』のオープニング映像を担当している切り絵作家・辻恵子の作品をアニメーション化した映像。辻は「『とと姉ちゃん』のオープニング映像で登場した、懐かしい雰囲気のモチーフの貼り絵以外にも新しい登場人物・赤い服の女の人や風景も加わって、現代的、あるいは近未来的な姉妹作品となりました」とコメントしている。
“真夏の通り雨”のPVは映像作家の柘植泰人が監督。パナソニックのサポートによって制作されており、5月下旬からパナソニック4K対応テレビの新製品の店頭デモに使用される予定だ。
小川純子のコメント
どんなに離れたくない関係にも、避けられない別れがやってくることがあります。忘れえぬ人への想いを花束に寄せてストーリーを描こうと思いました。花束を受け取る「君」は、自分自身の本来の姿を認め、暮らしを選び、還る女性としました。自己肯定することで経験する別れを私たちは知っているでしょう。「とと姉ちゃん」にも登場する青い女の子は花束の届け手として登場します。どうぞお愉しみください。
辻恵子のコメント
宇多田ヒカルさんの歌声、歌詞は聴きこむほどに深く、絵で共演できた事、とても光栄です。路面電車や青い服の女の子など『とと姉ちゃん』のオープニング映像で登場した、懐かしい雰囲気のモチーフの貼り絵以外にも新しい登場人物・赤い服の女の人や風景も加わって、現代的、あるいは近未来的な姉妹作品となりました。
柘植泰人のコメント
何の前触れもなく過去の記憶がふっと蘇って心を持っていかれるさまをなんて言うんだろう。
今回の楽曲を聞いてそんなことを思いました。断片的なイメージの中に、観る人それぞれの記憶が想起されるような映像を目指しました。