舞台『コペンハーゲン』が、6月4日から東京・三軒茶屋のシアタートラムで上演される。
イギリスの小説家・劇作家マイケル・フレインの戯曲『コペンハーゲン』は、その日を境に核開発を巡る流れが大きく変わったとされる第二次世界大戦中の1941年のある1日を題材にした会話劇。ナチスドイツの支配下にあるコペンハーゲンを舞台に、ドイツ人の物理学者ハイゼンベルクが、かつて師と仰いだデンマーク人の物理学者ボーアとその妻マルグレーテを訪ねるというあらすじだ。1998年にロンドンで初演され、2000年には『トニー賞』で3部門に輝いている。
今回、ナチスドイツ政権下の原爆開発チーム「ウラン・クラブ」の一員であるハイゼンベルクを演じるのは段田安則。ユダヤ人を母に持つことからナチスの監視下にあったボーア役に浅野和之、公私ともにボーアの仕事を支えたマルグレーテ役に宮沢りえがキャスティングされている。演出は小川絵梨子が手掛ける。チケットの一般発売は4月24日からスタート。