音楽ドキュメンタリー映画『ソング・オブ・ラホール』が、今夏に東京・渋谷のユーロスペースほか全国で順次公開される。
同作は、パキスタン・ラホールのベテラン音楽家たちを映した音楽ドキュメンタリー。かつては芸術が盛んだったが、タリバンによって音楽を禁止されたことで世間から忘れられたラホールの音楽家たちが、自分たちの音楽と聴衆を取り戻すためにジャズに挑戦する様子を映し出す。
作中ではパキスタンの伝統楽器を用いてジャズの楽曲“Take Five”を演奏する映像を動画サイトで公開したラホールの音楽家たちが、噂を聞きつけたトランペット奏者ウィントン・マルサリスから招待を受け、本場ニューヨークのビッグバンドと共演する様子が捉えられている。監督は『アカデミー賞』短編ドキュメンタリー賞を2度獲得しているパキスタンの女性監督シャルミーン・ウベード=チナーイと、ニューヨーク在住のアンディ・ショーケン。