渋谷慶一郎が音楽を担当する新作舞台『Parade for The End of The World』が、5月27日と28日にフランス・パリ日本文化会館で上演される。
パリ・オペラ座エトワールのジェレミー・ベランガールと、映像作家ジュスティーヌ・エマードのコラボレーションによる同公演。音楽をエリック・サティ、美術をパブロ・ピカソ、脚本をジャン・コクトーが担当して1917年にパリのシャトレ座で上演された『Parade』の現代版を作るプロジェクトとしてスタートした。今回はワークインプログレス形式の公演となり、「世界の終焉に向かうパレード」をテーマに据えた約50分の作品の制作途中を公開する。
同公演は渋谷がボーカロイドオペラ『THE END』以来、音楽を担当する舞台作品。渋谷は「音楽はサティによるスコアのビート、拍節構造、テンポチェンジなどリズムの側面は全てそのままなぞって音は全て入れ替える、たまにシンセサイズされたモチーフも挿入される」とコメントしており、当日はピアノ、コンピューター、タイプライターなどがステージにセッティングされるという。