特集記事「コンテンポラリー・アート・プラクティス」が、本日5月17日発売の『美術手帖』6月号に掲載されている。
同特集では「社会と関わるアーティストの実践」をテーマに据え、紛争やテロ、難民問題や環境汚染といった諸問題に対して、アーティストたちがどのような実践を行なっているのかに迫る。
インタビューが掲載されているアーティストは、多数の難民が到着するギリシャ・レスボス島にスタジオを設け、難民問題をテーマにしたドキュメンタリーを制作しているアイ・ウェイウェイ、イギリスのEU離脱に反対するポスタープロジェクトを展開するほか、難民問題などを考える拠点として自身のスペースを開放しているヴォルフガング・ティルマンス、労働環境や搾取、アート界の構造などに踏み込んだ分析を展開するヒト・シュタイエル。
さらにベルリン、パリ、リバプール、ブルックリン、サンパウロ、熊本、香港、バンコクなど世界各地の実践例の解説や、アートと政治を巡るテキストなどを掲載している。